2020年12月に産声をあげたコミュニティサイト「ANDPAD ONE」もリリースから1周年を迎えました。
今回2021年の総まとめとして2021年に公開したコンテンツを、「データで見るONEコンテンツ」と「ANDPAD社員が選ぶおすすめコンテンツ」のふたつのテーマで総集編としてお届け致します。
データで見るONEコンテンツ
まずは「データで見るANDPAD ONE」ということで、今年公開した記事の中から、一年を通じ最も〇〇な記事をデータでピックアップしてご紹介していきます。
と、その前に、2020年12月にリリースし、ANDPAD ONEでは「幸せを築く人を、幸せに。」という世界観をユーザーとともにお伝えしてきました。そんなANDPAD ONEが2021年に公開した記事と動画の数をまずは振り返ります。
2021年で116記事、111動画ものユーザーストーリーをお届けできたと思うととても感慨深く感じます。
ANDPADでもたらされるDXとはなにか。そもそも建設建築業界におけるDXとはなにか。
その答えはわたしたちアンドパッド以上に、先行リーダーユーザーである取材先のみなさまの変化や、プロセスが物語っていらっしゃいました。
さて、ここからはデータで見るANDPAD ONEということで、ある基準で最も注目を寄せたコンテンツをご紹介してまいります。
まず、もっとも「たくさんの方が訪れた」コンテンツ、ということでPVランキングをご紹介いたします!
次は、もっとも「じっくり読まれた記事」、ということで平均セッション時間ランキングをご紹介いたします!
さて、データで見るANDPAD ONEの最後はもっとも「すみずみまで読まれた記事」ということで読了率ランキングのご紹介をいたします!
ANDPADの中の人が選ぶおすすめコンテンツ
次は、ANDPADの中の人が選ぶおすすめコンテンツを紹介します。こちらはONE Director平賀豊麻、ONEライター金井さとこがそれぞれANDPADユーザーにオススメしたいコンテンツを僭越ながらご紹介します。
そしてアンドパッド社員による投票で選出させていただいた、ANDPADの中の人が選ぶ2021年のANDPAD ONEコンテンツを最後にご紹介させていただきます。
まずはじめに、順位をつける事すらおこがましいほど、ONEでお話をお伺いさせて頂いた各社様のストーリーはすべて、とても素晴らしいものです。ただ今回は3つに敢えて絞って選出するということで、特に、「ANDPADが介在し、意思を持ったユーザーの働きかけによって、組織や人の働き方が変貌していった」ユーザーストーリーを中心に選出させていただきました。とはいえ、他のストーリーももちろん素晴らしいので、そちらはぜひデータや他の中の人が選ぶコンテンツからご覧いただけるとうれしいです!
お客様に提供したい自社のブランドの要素。それは品質や、工法、現場など。広く言えばそれこそが工務店の商品です。では、工務店のブランドを形作る商品を実際に現場で作り上げるのは誰でしょうか。それは暑い日も寒い日も現場に赴き、手を動かす職人や協力会社の方々に他なりません。工務店は彼ら外部のパートナーとともにお客様に提供したい自社の価値を届けている。だからこそ、元請けである工務店と協力会社は請負契約を超えた価値共有集団とならなくてはいけない。そう強い意志を感じるHORI建築のインタビューでした。価値共有集団。当たり前のようでいて、当たり前にはできない。とても難易度の高いコミュニティづくりを10年を超える長きに渡って取り組まれてきた同社。そのコミュニティ基盤を土壌に、仕組みやデジタルの種を蒔き、DXの萌芽を作り上げ、大きな成果をつくり上げているユーザーストーリーは私自身とても感銘を受けました。そしてANDPADの介在価値をより一層信じることができたインタビューでした。
こうした取り組みや成果をどんどんコミュニティを通じて拡げ、DXの成功体験がANDPADコミュニティで群発的に生まれていくことを応援してまいります。
続いては2018年ANDPAD導入当時、6店舗を展開していた株式会社やまもとくんのユーザーストーリーを選出致しました。現在では13店舗と破竹の勢いで成長される同社ですが、その本当の強みとは、改善に対するアクションや、オープンに議論を行い、トライし続ける企業風土ではないかと思います。
同社はANDPAD導入後、社外の職人の利用度を一層引き上げるために営業と施工管理を双方サポートする池上氏が率先垂範の姿勢で運用浸透のための動きを徹底しました。それはANDPADのチャットで「即レス」と「ありがとうございますの発信」を、とにかく徹底すること。言うは易しですが、継続は難しい。この池上氏の取り組みに次第に心を動かされ、職人さんたちの利用度がみるみる向上していったエピソードは感服です。
さらにANDPADが情報基盤として整ってきたことを素地に、多くの企業にとって逆風となったコロナを追い風にとって取り組まれた、営業サポートと営業の業務仕分けは、リフォームの会社のみならず学ぶところの多いユーザーストーリーなのではないでしょうか。
そして3つ目としてご紹介したいのは、創業事業である解体事業を中心に多角的に事業展開をされる株式会社宗重商店様と取り組んだANDPAD CUPの取り組みをレポートする記事です。
これまで事業多角化に沿ってブランド形成をされてきた同社が、2021年1月から原点回帰として創業事業である解体業のリブランディング「解体道」に取り組みました。
「解体道」では解体事業者として目指すべき指針として、昨対比事故発生件数減少を目指します。しかしながら、1年走りきって蓋を開けて事故の件数を追うのでは再現性を構築できないという同社の課題意識もあり、結果指標である事故発生件数だけを追うのではなく、結果の背後にある日々の活動実績を適切に評価しようということで、解体道×ANDPAD CUPを開催することに。ANDPAD CUPでは事故の発生を抑止する、先行指標となるKY活動や日々の日報を、ANDPADで捕捉し評価する仕組みを構築。この取組によってANDPADを用いた先行管理だけではなく、同社の工事に携わる社員のコンピテンシーモデルの形成にも成功した同社。ANDPADが日々利用するツールであるだけに、そこに蓄積される活動データを分析し用いることで、事業改善だけではなく人材開発に資するデータ活用に繋げられました。
宗重商店様のユーザーストーリーは建設建築業界のデータ基盤を目指すアンドパッドとして、とても嬉しく、わたしたちがご提供できる価値をお客様に教えていただけたということで、非常に感慨深く選出をさせていただきました。
平賀豊麻
経営戦略本部社長室 コミュニティマネージャー 兼 ANDPAD ONE Director
2018年5月に株式会社アンドパッドに入社。アンドパッドのインサイドセールスの一人目として、1年半で延べ500社様との商談機会を創出。その後2019年12月より社長室へ異動、コミュニティマネージャーに就任。約33万人のANDPADユーザーのCXの向上を目的としたコミュニティ形成をミッションとする。2020年12月からはコミュニティサイト「ANDPAD ONE」の責任者として記事、動画、イベントの企画運営、編集を行う。建設建築業界の有識者やANDPADのユーザーの体験を言語化し、ユーザー同士が共に学び合える環境構築を進めている。
地元山形県のみならず九州地方からご入社される方もいらっしゃるほど採用面で成功されており、“これからの地方工務店の在り方”として非常に学びが深く、従来の建築業界の概念に捉われず果敢にチャレンジし続けていらっしゃるところがとても印象的でした。住宅事業における新規顧客獲得はもちろん、リクルート戦略として家具事業・レストラン事業・ホテル事業など多事業を展開し、会社として成長しながらも持続的な地方創生につながる取組みには舌を巻くばかりでした。
また、事業の中核を担う若手が会社の「顔」となり、新たな若い世代の採用を広げるという好循環を生み出している背景には、ANDPADを活用した業務効率化による基盤形成がなされており、DXの理想形とも言える事例だと思います。
さまざまな事情をもつ日雇い労働者に、仕事を通じて金銭面で自立し、そして人と支え合うことの素晴らしさを知ってもらうために起業したという社長様の情熱と大きな愛には脱帽でした。
自社で内装リノベーションを行なったという遊び心溢れる新オフィスでの取材でしたが、ここで仕事したら楽しいだろうな〜! とワクワクしましたね。リノベーションにあたりANDPADをフル活用し、退勤後もチャットが盛り上がってしまうくらい皆様で楽しんで取り組まれたとのことで、デジタルの有用性を実感し、活用にドライブがかかる良い機会になったというお声をいただき、特殊な事例ではありますが、ANDPAD運用を定着させるために楽しんで使う仕掛けを散りばめる大切さを感じました。
ANDPAD運用を浸透させるために、丁寧にプロセスを踏まれた事例として挙げさせていただきました。
同社はANDPAD導入直後は運用が定着しなかったものの、ANDPAD受発注をスタートするタイミングで推進会を発足し、実務者が疎外感を抱かないように各部署とコミュニケーションを取りながら協議を重ね、定期的にアンケートを取って要望をヒアリングするなど、ネガティブな要素を一つひとつ丁寧に取り除き、システムが一本化したメリットを実感してもらうことで運用浸透につなげていらっしゃいました。パートナーに対してもデジタルに親和性のあるところから徐々に運用を広げるなど、社内外問わず実務者にとことん向き合い、寄り添いながら不安や疑問を解消されていったプロセスはナレッジの宝庫です。
金井さとこ
かない・さとこ●大学卒業後、2005年リクルートに入社。住宅領域(分譲・注文・リフォーム・住宅設備)で営業、企画・編集を経験し、2011年12月に退社。料理研究家が主宰する料理教室でのアシスタントを経て、2013年6月にABC Cooking Studioに入社。広報、メニュー開発企画などに携わる。2016年5月からフリーランスエディター兼ライターとして活動をスタートし、ライフスタイル誌や住宅専門誌などを中心に編集・執筆を行う。2020年10月にアンドパッドのコミュニティサイト『ANDPAD ONE』編集チームにジョイン。現在に至る。
2021年末に社内でアンケートを実施し、社員がおすすめするコンテンツの集計を行いました。ANDPAD社員605人が選ぶ、おすすめコンテンツはこちらです!
今回社員投票でご紹介したTOP5のコンテンツは、顧客体験の向上や、持続可能な品質の管理体制の構築、ANDPADの利用浸透への取り組みや、LTVの最大化のためのメンテナンスといった、それぞれが非常に示唆に富むチャレンジストーリーとなっています。
ここでご紹介いたしましたコンテンツ以外にも、ANDPAD ONEには多岐にわたる彩り豊かな建設建築DXの最先端のストーリーがございます。全てをご紹介できないのが大変残念ですが、ぜひ、こうしたまとめ記事をきっかけにANDPAD ONEでシェアされるコミュニティの知見をご参考にいただき、みなさまのチャレンジのエネルギーにしていただければ幸いです。
来年も33万人のANDPADユーザー様のDXプロセスのストーリーをお伝えしてまいります。
ぜひぜひONEをブックマークしてくださいね!
それでは良いお年を!