DXの実現には、各社それぞれが描く未来像に応じた業務プロセスの変革と、それに呼応したANDPADの運用構築が必要です。そのために、まずは社内外のANDPADを利用するユーザーへの目的に応じた正しい活用方法の浸透が必要です。そこで、ANDPADでは、お客様のDX実現のために「ANDPAD CUP」というサポートプログラムをつくりました。
前回の中間レポートに引き続き、ダイエープロビス株式会社と共催したANDPAD CUPの振り返りから見えてきたストーリーを前後編でお届けします。
取り組みの目的や中間報告レポートについてはこちら
板金業の資材を卸す会社に勤め、屋根材などの運搬と加工を行っていた。24歳頃に先代から急遽戻ってくるよう言われ、建築板金に携わるように。現在2代目として青柳板金を営む。
西川 和也 氏
インテリア西川
高校卒業後、叔父が勤める壁紙・内装会社に就職する形で現在の業務に携わる。叔父がインテリア西川を開業したタイミングで移籍。壁紙・内装の業務一筋30年ほど。
宮 和弘 氏
愛和美建
半導体をつくる工場に勤務していたが、新潟中越地震により会社が被害を受けたことで退社。大工である父親を手伝ったことを機に大工の道へ。よく手伝いに行っていた大工がダイエープロビスの仕事をしていたことがきっかけで、独立後もダイエープロビスの大工として活躍。
荒木 謙一 氏
荒木建築
新潟中越地震が発生した後、ダイエープロビスが仮説アパートの建設に携わることに。その仮設アパートの建設に大工として関わったことがきっかけで、ダイエープロビス 住宅事業本部 住宅建築部 部長の山口氏と出会う。そこから15年以上にわたり、同社との関係を築いている。
岩坂 英二 氏
IWASAKA建築
新潟中越地震が起きて勤めていた半導体の工場が経営難になったことをきっかけに退職。その後、小さい頃からの夢だった大工になるため会社に入り大工の道へ。15年程勤務し、3年前に独立。宮氏とは大工の訓練校での同期。
山口 稔 氏
ダイエープロビス株式会社 住宅事業本部 住宅建築部 部長
土建業の父親の影響もあり「地図に残る仕事」をしたいと土木建設業を志す。就職の際に「自分の家は自分で建てたい」という思いも重なり総合建築業の同社に入社。入社後は7年間ゼネコン部門の現場監督としてさまざまな現場に携わり、その後住宅事業へ異動。ゼネコン部門での経験を活かしながら住宅建築の現場監督として活躍後、現職。
INDEX
今回は、ANDPADの報告機能を活用することで生まれたポジティブな変化に焦点を当て、お話を伺いました。
前編は協力会社の活躍にスポットライトを当てたANDPAD CUPの部門賞を受賞した5名にインタビュー。ダイエープロビスとともに家づくりを行う協力会社の視点から、本プログラムを振り返っていただきました。
ANDPADに上げる写真を撮影する基準は「お客様に喜んでもらえるか」
ーーお二人がダイエープロビス様とご一緒に仕事をするようになったきっかけを教えてください。
有限会社 青柳平八板金 青柳 賢治氏
インテリア西川 西川 和也氏
ーーANDPAD CUPでの「ベストレポート賞」の受賞、おめでとうございます! 「ベストレポート賞」は誰にとっても分かりやすい写真撮影や報告をした方へ贈られる賞です。お二人がANDPADで報告をする際に気をつけていたことをお聞かせください。
ーーお仕事の先にいるお施主様がどう感じるかを意識してANDPADに写真を登録されているんですね、すごく素敵なエピソードです!さらに、他の協力会社様に比べ、お二人はANDPADにアップする写真の数が多い印象です。実際にどのような写真を撮影していたのか、写真撮影の際に工夫していたことはありますか?
自ずと「いい仕事がしたい」と思うようになった
ーーANDPAD CUP開催前と後で、お仕事に対しての気持ちの変化はありましたか?
そうですよね。ANDPADを見れば、他の業者さんの作業がどこまで進行しているのかが把握できるので、次に自分が現場へ行くタイミングが分かるのは非常に便利です。そのおかげで、他の予定も組みやすくなりますし。
そして、私たちがアップした写真はANDPAD上に残ります。そのため、自ずといい仕事をしようとより一層思うようになりました。
ダイエープロビス株式会社 住宅事業本部 住宅建築部 部長 山口 稔氏
ーー青柳さんは30年以上、西川さんは15年以上と長年にわたりダイエープロビス様とお付き合いされていらっしゃいますが、お仕事をご一緒されている理由を教えていただけますか?
ダイエープロビスさんの工程は他社と比べてもしっかりしていると思います。いつ自分の番が回ってくるのか判断がつきやすく、他の仕事との調整もスムーズに進められるのでありがたい。気持よくお仕事ができるダイエープロビスさんからいつもご依頼いただけることに感謝です。
ANDPADを使うことで、監督の負担を減らし、お施主様に喜んでもらえる
ーー「ANDPAD CUP」を経て見えてきた今後の改善点や取り組んでいきたいことをお聞かせください。
屋根は写真を撮る角度や高さによって見え方が変わってきます。そのため施工中の様子など、写真撮影の頻度を高めて様々な種類の写真をアップしていきたいですね。ANDPAD上に写真が多く入っていれば、監督さんが施主報告を実施する際に写真選択の幅が広がりますし、今まで以上に現場状況も把握しやすいと思うので、今後も写真のアップは欠かさずしていきます。
同社が掲げる理念である「BUILD! YOUR DREAMS」。そのために、協力会社のみなさんもANDPADを積極的に活用して意識高く写真撮影や報告を行っている様子が見えました。
続いて、個人賞の「協力業者部門」を受賞され、大工として最前線で活躍する3名にお話を伺いました。うちお一人は「最優秀個人協力業者賞」もダブルで受賞されています。
2004年の新潟県中越地震がきっかけで、ダイエープロビスと出会うことになった3人の大工
ーーお三方がダイエープロビス様とお仕事をご一緒するようになったきっかけを教えてください。
愛和美建 宮 和弘氏
IWASAKA建築 岩坂 英二氏
荒木建築 荒木 謙一氏
自主的にANDPADに写真をアップした結果が今回の受賞に繋がった
ーーANDPAD CUPの個人協力業者部門における受賞、おめでとうございます!今回の受賞に関しての率直な感想や今のお気持ちをお聞かせください。
ーー宮さんは個人協力業者部門と、最もANDPADを利用した1名の社外ユーザーに贈られる最優秀協力業者賞のダブル受賞となりました。ぜひお気持ちをお聞かせください。
「ANDPAD CUP」は自分の仕事をしっかり見せられるチャンスの場
ーーANDPAD CUP開催前と後で何か仕事に対する変化はありましたか?
先程も言ったように今まで通りに仕事をしてANDPADに写真を上げていたので特段大きな変化はないですが、全体の状況が把握しやすいようにもっと広角で撮影するなど写真の撮り方のバリエーションを増やすようになりました。岩坂さんが言っていたことと重なりますが、写真を撮ってANDPADにアップすれば、次の工程の職人さんが現場に来るようになります。写真を撮って「次入れます」と連絡すると、次に現場に入る職人さんから「承知しました」と返信が来る。チームで動いている感覚がありました。
ーーダイエープロビス様では、会社の方向性や施策の目的を取引先パートナーへ共有する活動もされています。みなさんから見て、このような取り組みなどを積極的に行うダイエープロビス様と一緒に仕事をする一番の理由や価値は何ですか?
ダイエープロビスさんの熱量、そして一番は山口さんの熱意に共感しています。仕事をするうえで「こうするんだ!」という強い気持ちを感じるので、それに応えられるようにしたいです。
私もダイエープロビスさんのお仕事一本でやっています。監督さんもみんないい人なので、仕事のしやすさもあります。何より山口さんは昔から知っている。他の協力会社さんともANDPAD上で繋がることができているので、ワンチームで仕事ができるのは大きな価値だと思っています。
ダイエープロビスでご一緒している協力会社のみなさんは、大手メーカーでも第一線で活躍できるくらい技術力のある方々ばかりです。当社を選んで仕事していただけるのは本当にありがたく思っています。
撮影した写真がお客様の満足度につながる意識を持つ重要性
ーー最後に、「ANDPAD CUP」を経て見えてきた今後の改善点や取り組んでいきたいことについて教えてください。
ANDPAD CUPは、「われわれの仕事はワンチームでやっている」ことを改めて認識できるいい機会でした。ANDPAD CUPが終わっても、これまでと変わらず日常的にANDPADを使って、引き続き写真をアップしていきます。
ANDPADを活用すれば、最終的にはお客様の満足度に絶対に繋がると思っています。本当に便利で、もっと多くの人がANDPADを使っていけば現場がよりスムーズに進むので、これからも積極的に使っていきます。できれば他の大工さんの写真も見れるようになって、どんな撮り方をしているのか学んでいけたらと思っています。
同社と協力会社による、信頼の連鎖によって繋がれた関係性が伺えた今回のインタビュー。お客様を幸せにするために、ANDPADを活用して一緒に前へ進む姿が印象的でした。
後編では最優秀社内個人賞とベストハピネス賞をダブルで受賞された、ダイエープロビスの監督の小林さんへのインタビューと、表彰式で社員や協力会社に向けて発信したダイエープロビス 常務取締役 住宅事業本部 本部長 岩下さんの熱いメッセージをお届けします。
左から「ANDPAD CUP 個人協力業者部門」を受賞されたIWASAKA建築 岩坂氏、荒木建設 荒木氏、愛和美建 宮氏、「ANDPAD CUP ベストレポート」を受賞されたインテリア西川 西川氏、青柳平八板金 青柳氏
URL | https://www.daiei-probis.com |
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代表者 | 代表取締役 権瓶 浩司 |
設立 | 1974年6月27日 |
所在地 | 〒940-0016 新潟県長岡市宝4丁目2番地25 |