文字サイズ

〜前編〜従業員満足度の向上による、 さらに豊かな「家づくり」への挑戦

独自の設計基準や抗酸化技術を採用することで、お客様が健康・快適に暮らせる家づくりを実現する、寿ホームズ株式会社。社員の多くが一級・二級建築士の資格を保有するアーキテクトビルダーでもあり、設立から44年で鳥取県において1,000棟を超える注文住宅を手掛けるまでの広がりを見せている。今回は、工事部 部長 穐近氏に仕事をするうえで大切にしている想いと寿ホームズの強みについて伺った。

穐近 亮士氏
寿ホームズ株式会社 工事部 部長

ーーはじめに、穐近様のご経歴と寿ホームズ様へご入社された経緯をお伺いできますでしょうか。

最初は店舗設計施工会社で働いていましたが、店舗の施工は「出来て当たり前」と思われることが多く、お客様の喜ぶ顔が見えにくいと感じていました。そこで、住宅ならお客様と近い距離でコミュニケーションが取れると考え、地元ゼネコンの住宅メーカーに転職しました。その会社では住宅の基本を学ばせてもらいましたが、間取りが全て同じような規格住宅の施工が多くて。もっとお客様に寄り添った家づくりがしたいという想いから、地元でオリジナルの家づくりを展開している寿ホームズに興味を持ち、入社を決めました。

ーー仕事をするうえで、心がけていることはありますか。

住宅建築を通して一人でも多くの人を幸せにすることが私の使命であり、天職であると考えています。モットーは、感謝・謙虚・実行。すべて自分に足りていないと感じることです。謙虚であれば感謝をするものですが、自分には謙虚さがまだまだ足りていないなと。会社に対しても、お客様に対しても、毎日反省しています。実行において心がけているのは、スピードを持って一つ一つやりきること。たとえ失敗してしまったとしても、一度やりきることで改善点が明らかになります。迅速に改善策を実行していくことで、進化を続けていければと思っています。

ーー御社の進化にANDPADもお力添えさせていただければと思います。続いて、「オリジナルの家づくり」を実現している、寿ホームズ様の強みをお教えいただけますでしょうか。

お客様の細かなご要望を引き出し、それに応えていく対応力です。特に初回ヒアリングは重要で、2時間ほどじっくりお話しさせていただくことが多いです。最初にお客様のご要望をしっかりお伺いしたうえで、ライフスタイルに沿ったご提案をさせていただくと、その後大きなプラン変更は起こりにくくなります。

もちろん、途中で変更になる場合もありますが、そのときはスピード感をもってお客様に寄り添った提案をしていくことを心がけています。



ーー確かなスキルを持つアーキテクトビルダーだからこその強みであるとお見受けします。現場美化にも力を入れていると伺いましたが、どのような取り組みをされているのでしょうか。

現場監督が率先して現場美化に取り組み、会社の想いを職人さんにお伝えすることはもちろんですが、過去5年ほどは現場美化に関するコンテストにも参加しています。コンテストを通して、現場の意識が高まってきたことを強く実感していますね。また、職人さんを連れて、お付き合いのある他社の現場を見学しに行くこともあります。自分が見てきたものを伝えるのではなく、職人さんにも実際に見てもらうことで、その場の空気感も含めて、多くのことを吸収してもらえるんじゃないかと。実際に、見学した次の日から他社の現場で見た工夫を取り入れてくれる職人さんもいます。家づくりの中心にいる職人さんが、率先して美化に対する意識を持ってくれると、周りにもいい影響が広がっていくように思います。

また、HORI建築さんの「HORIスタンダード」を参考にさせていただき、独自の美化基準「寿スタンダード」を作りました。協力会社の方には、現場に入る前に研修を受けてもらっています。こういった現場美化への取り組みによって、お客様からの評価が上がってきていることも実感しています。

アーキテクトビルダーとして確かな強みを持つ寿ホームズ。後編では、寿ホームズが抱えていた課題とANDPAD導入に至る経緯、そして導入直後の感触について伺う。

>>〜後編〜従業員満足度の向上による、 さらに豊かな「家づくり」への挑戦

寿ホームズ株式会社
URLhttps://www.kotobukitochi.jp
代表者代表取締役 杉島 篤美
設立1976年8月
所在地〒682-0816 鳥取県倉吉市駄経寺町2丁目38番地3
取材:保坂広樹、平賀豊麻
編集:金井さとこ
リンクをコピー
Facebook
Twitter
  1. ホーム
  2. 住宅
  3. コロナ禍における住宅営業のスタンダードとは?
  1. ホーム
  2. 住宅
  3. コロナ禍における住宅営業のスタンダードとは?