〜前編〜ANDPADで実現する工務店業務の一元化 成長を続ける地場トップビルダーコラボハウスが語るクラウド一元化までの4ステップ

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株式会社コラボハウス
代表取締役会長
田窪寛氏

愛媛・香川で自由設計の注文住宅の提供を行う株式会社コラボハウスの代表取締役会長。
創業期の年間7棟から年間300棟までの成長の中で、現場監督・財務・総務責任者を兼任。
コラボハウス2拠点と別ブランドのシンプルハウスの現場の統括管理を務める。

株式会社コラボハウス
取締役社長
志賀翔吾氏

2012年入社 業界未経験から現場管理の研鑽を積み、2015年コラボハウス取締役社長に就任。
コラボハウスの監督業務を統括管理する。

株式会社コラボハウス
最強の雑用係その3
高垣吾郎氏

大手電機メーカーよりコラボハウスに入社。家の標準仕様を全面的に変えると同時に、自然の力を活かす「パッシブデザイン」の設計手法をスタッフ・お客様に伝えている。
現在は集客・マーケティング、経営企画にも従事。コラボハウスの公式インスタグラムアカウントの企画運用を主導し、集客の30%を占めるまでに成長させるなど、Webでの集客に注力している。

2020年1月27日に行われたANDPAD ONE CONFERENCE。
ONE編集部では当日のイベントレポートとしてANDPAD ONE CONFERENCEの各セッションの模様をお届けする。

「ANDPADで実現する工務店業務の一元化〜成長を続ける地場トップビルダーコラボハウスが語るクラウド一元化までの4ステップ〜」と題した当セッションでは、ANDPADを導入して3年が経つ株式会社コラボハウスをお招きして、工務店業務のクラウド業務一元化をANDPADでどのように実現されたのかについて伺った。
前編では、ANDPAD導入前の課題について、経営、生産管理全体については代表取締役会長・田窪寛氏、工務については取締役社長・志賀翔吾氏、集客営業管理については最強の雑用係その3・高垣吾朗氏にそれぞれ振り返っていただいた。

コラボハウス様は2017年からANDPADを導入していただき、施工管理から引合粗利管理に至る基幹システムまでご利用いただいております。導入されたきっかけを教えてください。

田窪氏: 当時、他社様含めて顧客管理や工事管理のをデジタル化のお話を多くいただいたのですが、商品を売るというよりも、デジタル化が遅れていて困っている建築業界のためにテクノロジーを使って真摯にサポートしているアンドパッドさんの姿勢に共感しました。

田窪氏

田村: ありがとうございます。ところで、コラボハウス様はシンプルハウスという会社もやっていらっしゃいますが、当時は事業立ち上げのタイミングで少数精鋭の体制でやっていらっしゃったと思います。ANDPADを利用しようと思った理由は何でしょうか。

田窪氏: 人員体制的にも業務のデジタル化が必要な状態でした。事業スタート時点のほうがストレスがないと考え、自然と導入する流れになりました。そもそも、紙とFAXでやっていたものをデータ化することでいつでも誰でも情報が取り出せるというのは大きなメリット。今までこの当たり前すぎることができていなかったので、プラスにしかなりませんでしたね。

では、ここからはコラボハウス様のお話に入りたいと思います。ANDPAD導入後の変化として、業務のデジタル化、平準着工の実現、受発注の電子化の大きく3つが挙げられると伺っております。この3つのプロセスについて深くお話を伺いたいと思いますが、まずはANDPAD導入前の課題について、それぞれ教えていただけますでしょうか。

高垣氏: 私は一人で経営企画と営業企画を担当しており、特に営業企画では、集客、特にWEBに軸足を置いた施策を行なっています。また、本の出版のディレクション、リクルート、社内教育にも携わり、業務範囲が多岐に渡るため、「最強の雑用係」という肩書きになっています。
元々IT企業からの転職だったのですが、入社してびっくりしたのは、ありとあらゆるものがアナログだったことです。手書きのものが大量にあったり、顧客管理などデータがバラバラにあったり。そこらじゅうにデータがばら撒かれているような状態で、一言で言うと「混沌」でした。
最大の課題と感じたのが、どのお客様がどのようなきっかけで来ているのかが全くわからないことです。担当者ごとにデータを持っているので、全体で把握するのが難しく、店舗ごとのデータもバラバラ。リアルタイムで見ることは不可能な状態で、何が起きているのかわかりませんでした。

高垣氏

田村: なるほど。現状把握に大きな工数がかかっていたということですね。

志賀氏: 現場監督は、仮契約からお引き渡しまでが業務範囲になっています。社内外やりとりはメール・電話・FAXを使っていたので、送っていない、届いていないといったことや、資料の格納先がいろんなところにあったため探すのに時間がかかっていました。社内はメールやLINEも使っていましたが、業者さんにはFAX中心だったので、事務所からでないと送れませんでした。

※志賀様はオンラインで収録に参加いただきました。

田村: 着工の平準化が課題になることがありますが、工程管理部分では課題はありましたでしょうか?

志賀氏: 営業がお客様と日程を決めていくので、それぞれの営業が好き勝手に工程表に日程を決めてしまい、月毎のばらつきがありました。また、着工時期がズレることも多く、そのシワ寄せが来ていました。現場監督の担当棟数は、月2棟、年間24棟が理想ですが、当時は一人あたり月4〜6棟上棟していたので、それに合わせて職人さんを確保しなければなりませんでした。初めての職人さんに当社のやり方についてフォローしきれず品質が下がってしまったり、不慣れで質問なども多くなり、現場監督は頻繁に現場にいかなければならず負担になっていました。新しい業者さんにお願いすることは良い側面もありますが、当時は監督の業務を圧迫しているほうが大きかったですね。継続的に依頼がないと、断られてしまうケースもありました。

一方で、既存の職人さんで回そうとすると、工期のズレが発生した時に、次の現場までに間に合わせようとして作業が荒くなってしまい、品質が落ちてしまうということも。月々の着工数に波があるのはマイナス面がとても大きかったです。

田村: では、発注〜請求の管理については、どのような課題がありましたか。

志賀氏: 発注書のやり取りは基本的にFAXでやっていたので、送り忘れ、送り漏れなどがどうして発生していました。請求業務については、紙ベースの請求書をチェックし、金額を工事台帳に入力していくのですが、請求書にミスがあれば再度発行してもらうので時間がかかります。それぞれの作業時間は一件あたり1〜2時間程度かかり、事務所でしか作業ができなかったのでかなりの時間が取られていました。

田村: 現場管理部分についての課題はいかがでしょうか?

志賀氏: 品質管理や、進捗状況を把握しきれていなくて、職人さん任せになっている状況でした。図面上で描ききれないこともたくさんありますが、現場監督や営業、お客様がイメージしているものと職人さんが解釈したものが違って、思ったような仕上がりになっていないこともありましたね。

最後に会社全体の課題について田窪さんお願いします。

田窪氏: 忙しい中でも、それぞれちょっと工夫すればもっと時間を効率的に使えるのではないかと思っていました。本来は、着工前に図面をしっかり確認して施工の計画を立てることに時間をかけるべきところを、そこが不十分なまま進めてしまうことでさまざまな問題が起きて対応に追われてしまうという悪い循環に陥り、忙殺されている状態でした。

導入前の課題のまとめ

それぞれのセクションでANDPADを導入前に抱えていらっしゃった課題について本編ではお話しいただきました。

続く後編ではいよいよ、ANDPADを導入して進めたクラウドの一元化についての具体的なエピソードと、ANDPADの新機能についてお話しいただきます。

<後編はコチラ>

会社名:株式会社コラボハウス
HP:https://collabohouse.info/
代表者:志賀 翔吾
会社設立日:平成20年6月2日
所在地:〒790-0916 愛媛県松山市束本1丁目6-10 2F

インタビュアー:株式会社アンドパッド カスタマーサクセス部 マネージャー 田村浩哉
ライター:金井さとこ
編集:平賀豊麻