ANDPAD AWARD 2021 ユーザー賞インタビュー / ANDPADリーダーユーザーに会いに行ってみた! /「新築 総合賞 社内ユーザー部門」全国第1位 編

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松井 健司氏
松井産業株式会社 専務取締役
大学卒業後、不動産系企業に入社し、営業として従事。2010年に家業である同社に入社。経理を経てリフォーム事業の営業に。2018年より現職。新築及びリフォーム部門の施工管理責任者として活躍。



本企画では、「ANDPAD AWARD 2021」の各部門の受賞者に会いに行き、仕事へのこだわりやANDPAD活用術などを教えていただきます。今回は、「新築 総合賞 社内ユーザー部門」全国1位を受賞された、松井産業株式会社 専務取締役 松井 健司さんのインタビューをご紹介いたします。

同社は、1922年に呉服商として創業し、米穀集荷業、肥料飼料販売、鶏卵卸、食肉卸・販売、不動産及び建設業と業種を替えながら、十数年前からはリフォーム事業もスタートするなど住まいのワンストップサービスを提供し、100年近く地域の暮らしに貢献し続けています。新築とリフォームの現場管理責任者としてご活躍されている松井さんに、仕事に対するこだわりや具体的な業務内容、ANDPAD運用浸透のために取り組まれたことと浸透後の業務の変化について伺いました。

ワンストップの総合力で、地域のお客様にさまざまなサービスを提供

――「ANDPAD AWARD 2021 新築 総合賞 社内ユーザー部門」全国1位受賞、おめでとうございます! 受賞について社内の方から反応はございましたか。

松井さん: 今回、総合賞で1位に選ばれたと聞いた時は突然でびっくりしました。社内ではみんな忙しくしているので、特に反応はなかったですね(笑)。

「ANDPAD AWARD 2021新築 総合賞 社内ユーザー部門」1位の松井産業株式会社 専務取締役 松井 健司氏(左)と、表彰盾を進呈する株式会社アンドパッド 経営戦略本部 田所 真林(右)

――では、まず貴社についてお伺いしたいのですが、大正11年(1922年)に創業し、呉服屋から不動産業、そして特別養護老人ホームなどの介護事業を展開されるなど、三郷市に地域密着で事業を続けていらっしゃいますが、貴社の強みと特徴について教えてください。

松井さん: 弊社は、新築、リフォーム、賃貸、売買、介護と、暮らしにまつわるサービスをワンストップで展開しているところが強みですね。ひとりのお客様に対してもさまざまなサービスをご提案することができます。地場のお客様を第一に考え、お客様に迷惑をかけてしまうことのないよう、三郷市を中心に車で片道1時間圏内を商圏としています。

賃貸管理業の方は不動産オーナー様との関係性があるのでOBのお客様も多いですが、リフォームに関しては新規のお客様が7割。例えば、水まわりなど一度リフォームをしたら、老朽化してまた工事が必要になるまである程度スパンがあり、既存のお客様だけを追客していくだけでは難しい。そのため、事業としては新規のお客様を増やしていくことに注力して、ネットやチラシなどで集客しています。

――貴社の2022年のビジョンとして掲げられている「55Plan」について教えてください。

松井さん: 各事業で売上5億円を目指そうということで「55Plan」を掲げました。

新築事業は10名で担当しているのですが、今ありがたいことに多くのお声がけをいただいていて、受注残がある状態です。初回接客後も契約まで半年〜一年くらいお待ちいただいている状態で、受注ベースで着工しているため今後は平準着工を目指したいと考えています。

リフォーム事業は7名で担当しており、営業が監督も兼務。エリア分けではなく案件ベースで担当分けを行なっています。水まわりと外壁工事が中心で、売上は3億円。現在の体制で無理に受注してしまっても業務過多になり社員が疲弊してしまいますから、弊社が100年企業として今後も持続的な経営をしていくということを考えるとバランスが難しいところではありますね。

ANDPAD導入によって生産性が向上し、着工棟数が増加

――2019年6月にご導入いただいてから、至近ではANDPAD検査のご導入も進めてくださり誠にありがとうございます。ANDPAD導入の経緯について教えていただけますか。

松井さん: 元々FAXでのやりとりをしていたのですが、証跡が残らないので全体を把握できないという課題があり、デジタルツールの導入を検討することに。いろいろなツールがあってどれを採用したらいいか分からなかったのですが、一度導入したら長く使うことになりますし、協力会社さんが使いやすいものがいいと思ったので、知り合いの会社さんが使っていて評判の良かったANDPADを採用しました。

ANDPAD検査については、お客様が安心してお住まいいただけるように、例えば施工の不備で雨漏りなどの問題が発生しやすい箇所について、要所要所できちんと確認していくプロセスを踏めるように、細やかな品質管理を行なっていけたらと考えて導入しました。

――ANDPAD施工管理は、現在の運用に至るまで試行錯誤もあったかと存じます。貴社でご導入されてから松井さんが工夫されたことや、取り組んだアクション、また心掛けていたことを教えてください。

松井さん: ANDPADのようなデジタルツールを導入しても、「使わない人」が多数だと使わないことが当たり前になってしまうので、まずは「使う人」を増やしていくということが凄く大事だと思っています。

弊社は協力会社が集まる協力会を毎月開催しているのですが、その場で「ANDPADで報告してもらった内容をお客様に伝えたら喜んでいただけた」、「監督が現場に行く回数を減らせている」など、ANDPADを活用した成功体験を共有したり、ANDPADで報告してくださった協力会社さんを表彰したりしています。協力会の中で実施している勉強会でも、「現場できちんと報告してから帰るのと、そうでないのとでは、報告したほうが仕事の質が上がりますよね」と、コツコツ諦めずに問いかけていきました。次第にANDPADを使ってくれる人が増えていき、使い方の分からない人をフォローし合うなど、少しずつ「使う人」を増やしていくことで、周りにも波及していきました。

――ANDPADをご導入いただいてから、松井様や社員の皆様の労働生産性に変化はございましたか。

松井さん: 日々の業務では、ANDPADチャットで進捗状況や確認事項のやり取りができるようになり、電話回数が減りました。また、現場訪問回数も減ってきていると感じています。新築部門では、ANDPAD導入前の年間着工棟数は25棟でしたが、現在は年間30棟ペースに。人員は変わらず現場数が増えているので、業務効率化した成果だと思います。

松井さん: お客様に対しても、自信を持ってコミュニケーションが取れるようになりましたし、こまめに進捗を報告することで喜んでいただいています

――松井さんは、チャット、資料、報告、工程表作成数がどれも計測当時26万人のユーザーの中で非常に高い利用実績でいらっしゃいます。事業多角化する貴社の専務として経営に携わりながら、現場の陣頭指揮も取られていらっしゃることは、感服の一言です。ANDPADをご活用される上でどのようなことを心掛けていらっしゃいますか。

松井さん: 協力会社さんにANDPADで報告をしてもらえるように、なるべくこちらからプッシュをするようにしています。報告を上げてもらった時には「ありがとう」という言葉など、こまめにレスポンスを返すことも大事。こちらからお願いしているのに、報告に対して返事を返さないと「見ているのか?」と不安にさせてしまいますし、報告する意味がないと思わせてしまっては継続しませんので、報告を送ってくれた時には何かしらアクションするように心掛けています。

また、お客様からのアンケート回答は、ANDPADチャットで関係者全員に共有しています。ただ、本来は全て見せる必要があるとは思いますが、ネガティブなご意見は個人攻撃になってしまう可能性もあるので、配慮しながら共有するように気をつけています。責任を持って施工するというのは大前提ですが、ものづくりなので、どうしてもやっている人の心だとか、メンタル面で仕事の質が左右されてしまうこともあります。なるべく高いモチベーションをキープできるように、協力会社さんとの勉強会でも現場の課題やお客様の声などを共有しながらフォローするよう心掛けています。

お客様に対しても、協力会社さんから上がってきた報告の一部をお見せして「現場から報告が来ているのでご安心ください」とお伝えしています。

――松井さんの普段の一日のお仕事の流れを教えてください。またANDPADをいつ、どのような目的で、1日の業務の中で使っていらっしゃるか教えてください。

松井さん: 弊社の定時は8時半から18時半ですが、立場上、多少残業することもあります。毎日現場には行けないので、日々協力会社さんにANDPADで報告をしてもらっています。検査など要所要所のタイミングで現場に行って確認を行うだけでなく、週1回は監督と現場パトロールをするようにしています。

普段ANDPADは自分が担当している現場の協力会社さんとのやり取りや情報共有、工程の共有、写真報告に役立てていて、現場に行った時に写真を撮って記録としてANDPADに残しています。また、新築やリフォームのほかに賃貸管理業でも、管理物件の不具合の情報共有にも活用しています。

日々やることが多く、各現場をANDPADでコントロールしながら進めているので、結果的にANDPADの使用頻度が高くなっているのだと思います

更なるお客様満足の実現に向けて、デジタルを活用した検査体制に

――貴社は「お客様の満足のために全員参加の経営を推進し、現場力と実現力を高める」という経営ミッションを掲げていらっしゃいます。このミッション実現に向け、ANDPADを活用することで今後どのようなことを実現したいと考えていますか。

松井さん: きちんと自主検査をすること、そしてそれを記録として残すことで品質の向上を目指したいですね。自主検査の段階で一つひとつの項目をきちんと検査することが、われわれのような地場の会社にとってはとても大切。チェックシートを使って報告してもらっているものの、人によって品質にバラつきが生じてしまうこともあり、細やかなチェックまでやりきれていないことに課題を感じています。監督と協力しながら検査を仕組み化し、しっかりチェックしていくことで、お客様にご満足いただける会社になっていけると思います

現状は、検査に必要な写真を協力会社さんが上げてくれているのが約半数で、残りは監督がカバーしているような状況。全て協力会社さんにやってもらえるようになれば、監督も自分の業務に集中できてより品質が上げられるはず。意識を上げるという意味でもしっかりとした検査体制の雰囲気づくりも大切で、各自が責任を持って取り組む風土が形成できれば、会社としても安心ですね。

――最後に、同じく住宅事業の経営と現場監督のお仕事をされている方に向けて、松井さんからメッセージをいただけると嬉しいです。

松井さん: 弊社はANDPADを導入したことで生産性が向上したので、デジタル化など、時代の流れに合わせて会社を継続させていくことが大事だと思います。

また、お客様満足を追求していても、クレームをゼロにすることはなかなか難しい。だからこそ、ANDPADに記録として写真を残しておくことはとても重要です。その時の写真が助けてくれることもありますからね。また、ANDPADで業務効率化した分の時間をお客様とのコミュニケーションに充てることで、よりお客様満足度を向上させられると思います。

松井様、この度は「新築 総合賞 社内ユーザー部門」全国第1位の受賞おめでとうございます。貴社が創業100年を向かえたタイミングで今回このようなインタビューのお時間を頂け非常にうれしく思います。

インタビューの中では、日常の業務においての課題からこれからの松井産業様の目標など幅広いことをお伺いし、その中でも特に印象的だったのが、「55Plan」の実現ということです。

アンドパッドとしても業界変革を掲げて、施工管理サービスである「ANDPAD」をはじめ様々な方法で、業務効率化などの支援を目指していますが、松井産業様が目標達成をされるにあたり、業務効率改善という観点でぜひご支援を強めていければと考えております。

これからもさらなる機能ご活用、そしてその先の目標達成に向けて、弊社としてもフォロー体制を強化してまいります。引き続きアンドパッドをどうぞよろしくお願いいたします!

松井産業株式会社
https://www.matsui-sangyou.co.jp
〒341-0003
埼玉県三郷市彦成1-1
代表取締役社長:松井 宏之
創業:1922年

取材・編集:平賀豊麻
編集・デザイン:原澤香織
ライター:金井さとこ
デザイン:安里和幸
カスタマーサクセス: 田所真林