~後編~「真面目さ」の追求から生まれた 唯一無二の成長戦略

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アーキテックス株式会社
リフォーム事業部 事業部長 太田 茂孝氏
リフォーム事業部 瀧瀬 友也氏

賃貸管理会社として設立後、新築、リフォーム、不動産といった多岐にわたる事業展開で、お客様に良質な住まいを提供し続けているアーキテックス株式会社。「お客様にとってのベストとは何か」を追求する実直な姿勢を徹底しながら、目覚ましい勢いで躍進を続けられてきた。今回はリフォーム事業部に的を絞り、事業部長 太田茂孝氏、外装専門店舗責任者 瀧瀬友也氏にお話を伺った。後半では、人材育成や評価制度、今後の展望についてお話しいただいた。

選考時から続くサポートで 戦力の確かな育成を

採用活動はもちろんだが、その後の教育もまた、企業の成長をつくる大きな要素である。同社では段階を分け、着実に戦力を育てるための教育プログラムを設けている。重視するのは、「営業利益の大切さ=お客様からの評価(ものさし)」を知ってもらうこと。数字を作ることがいかに重要か、時間をかけて説明する。

企業理念などの概念教育の段階から、実際に数字を作り出す実務段階へ。その移行にあたり、心理的なギャップは生まれないのだろうか。

太田氏: 「ここで活きてくるのが、選考時のリクルーター制度です。入社前から関係が築けている先輩と定期的に話す機会を設け、相談しやすい環境を作っています。この人のようになりたいというロールモデルがいることで、モチベーションも保ちやすい。内定辞退の防止にも繋がっている実感があります」

太田氏

研修終了後に配属が決まり、5月の連休明け以降は、先輩社員とチームを組んで実際の案件を担当する。同事業部では、上期にあたる8月末までの期間を「オープン戦」と位置付けている。育成教育シートというツールを用い、先輩とともに自分の目標を定めながら、基本スキルの習得や、数字の作り方を学ぶ。9月からは、一人での案件担当も始まる「公式戦」。この時期の独り立ちに向け、それぞれの目標を足がかりに、着実に力をつけてもらう狙いだ。

徹底した評価制度で目指す 個人の長所が最大に活きる働きかた

いわゆる新人の期間を過ぎてからもサポートは続く。同社では、独自の評価制度を設けているのだという。

滝瀬氏: 「定期的に面談を行い、個人の目標を決めてもらっています。しっかり一人ひとりの話を聞いて、自分の目指す働き方を具体化していくことが大切。個人の向き不向きも踏まえ、細かい質問を重ねながら、目標数字や必要期間などを明確にしていきます。そのうえで、個人の能力や年次をもとに、項目ごとに難易度をランク付けします。この難易度と達成度をもとに、定期的な評価を行っていきます」

滝瀬氏

評価は、定量項目、定性項目、成果科目の三つに分類される。あくまでもベースは定量となるが、その実現にあたっての具体的な評価については、個人ごとに設定された定性項目により異なってくる。ここでも採用時と同様に、曖昧さを防ぐことが重要だ。定性項目については、役職ごとの評価基準が全社共通で言語化されている。評価者の主観によるブレを生み出さないためだ。

さらに同社では、どんな役職に対しても、具体的な数字を伴う評価項目を設けている。分かりやすい数値に置き換えにくい、バックオフィス業務でも同様である。自分の働きが明確な数字として見えることは、当事者意識の醸成とモチベーションの向上にもつながる。曖昧さに逃げず、体系化を諦めない誠実な姿勢が、一人ひとりの長所を最大限に伸ばしながらも会社の利益を増やすという、高いレベルでの成長を実現させている。

目標達成のためのサポートも万全だ。近年水まわりチームで始めたのだという、新たな取り組みについても伺った。

太田氏: 「入社3年目までのメンバーを対象に、15分刻みの日報記録を付けてもらっています。個人の時間の使い方を分析することで、人時生産性の向上をはかる狙いです。自分が時間単位でどのくらいの数字を生み出しているかを把握すれば、改善のポイントが明確になります。15分単位というのは非常に細かいですが、目的がはっきりしているので、単なる『作業』にはなりません。数字が見えると行動が変わる。改善の余地はまだまだあると思いますが、PDCAを回しながら、やり方を探っている最中です」

業務に真摯に向き合う人間にとって、業務品質の可視化はひとつの安心材料にもなる。同社の大切にする「真面目さ」を伸ばして育成していくという、揺るぎない意志を体現する施策でもある。

ZOOMでのインタビューにご対応されている滝瀬氏(左)、太田氏(右)

リフォームが持つ本当の価値を 確かな品質で次の時代へ

育成・評価の体系化を行うことで、組織の強さを増しながら成長を続ける同社。今後のご躍進にも大いに期待させられるが、同事業部では、単純なドミナント出店ではなく、高いサービス品質を保ちながらの拡大に重きを置いていくという。

太田氏: 「リフォーム業界において、リピーターの獲得は必須。新規獲得はもちろん、OB顧客と継続的な関係を築いていくためにも、高品質なサービスの提供で、顧客サイクルを回していくことが重要です。顧客価値の創造に常に立ち戻り、時間はかかっても、地域に確実に根付く存在を目指していきたいですね」

最後にお二人に、今後の展望をお聞きした。

滝瀬氏: 「外装部門では、店数を増やすよりも、まずは提供するサービス品質を突き詰めていければ。外装に特化した店舗である意味は何かという問いに、日々皆で向き合っています。外装関係の工事は、お客様にとってはあまり前向きな捉えられ方ではないことも。古くなったから仕方なく、という理由が多い。でも本当は、外装というのは家を資産として守るための大切な要素です。そんな考えを普及させていけるような、より良い商品やサービスを届けていきたいと思います」

滝瀬氏

太田氏: 「そもそも、リフォームという言葉がもつイメージ自体を変える必要があると感じています。リフォームは単純な後付けや入れ替えではなく、今ある設備に新しいものをうまくマッチさせなければならない、高い技術と知識が必要になる仕事です。その正しい価値を、適正な価格とともに浸透させていきたい。自分たちが誇りを持って楽しく働くことが、より良いサービスの提供にも繋がると考えています」

2020年上期の成長率は120%と、継続して急成長を続けてきた同社にとっても、2020年4月以降の新型コロナウイルスの影響は少なくなかったという。ただそうした外部環境の変化に対しても、新しい販路を開拓する契機として捉えているという。

太田氏: 「サービスのオンライン化を改めて考える機会にもなりました。今後ますます、社会のデジタル化は進みます。ECをはじめとしたネットサービスの展開で、より広い範囲で戦っていけるようになれば。もちろん、店舗の拡大と同様に、サービス品質をいかに維持するかが肝になります。リフォーム業界では、対面でのサービスが基本。その中で、デジタルを入れる意味を丁寧に探っていく必要があります。難しいと思いますが、挑戦する意義は大いにあると感じています」

太田氏

ANDPADのご活用も、そうしたデジタルを取り入れた顧客体験の向上策のひとつ。顧客や業者とのコミュニケーションをより豊かにするツールとして、期待をお寄せいただいている。
真面目さという揺るぎない強さを軸に、常に先へと進み続けるアーキテックス株式会社様。変わっていく社会の中で、業界にどのような変革を起こしてくれるのだろうか。ANDPADも、その確かな歩みを全力で支えていきたい。

アーキテックス様の歴史や、同社独自の採用プログラムについて伺った前編もぜひご一読ください。

アーキテックス株式会社
HP:https://architex.jp
所在地:愛知県岡崎市若松東1丁目7番地5
代表取締役 近藤 剛
設立:1998年1月

取材:矢野利行、平賀豊麻
編集:金井さとこ