~後編~「月4棟着工」の達成を目指して 現場の見える化で効率化に挑む

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福山住宅株式会社
建設部 部長 資材商品開発担当 
増田 祐嗣 氏

豊中、吹田、高槻といった大阪の北摂エリアを中心に、質の高い家づくりを提供する本格木造注文住宅メーカー、福山住宅株式会社。2×4工法を日本でいち早く採用した、「強い家づくり」の草分け的な存在でもある。周辺の不動産企業との連携も固く、エリアに根付いた情報網の広さも人気の理由だ。今回は、建設部 部長資材商品開発担当 増田祐嗣氏にお話をお伺いした。後編では、ANDPADご導入の背景と、今後の展望についてお話しいただいた。

――増田様とのお付き合いは、展示会で、弊社ブースにお越しいただいたのが始まりでした。続いては、ANDPADをご導入いただいた背景や、感じられていた課題についてもお伺いできますでしょうか。

課題となっていたのが、人手不足による残業時間の増加です。現在、当社の目標棟数は年間40〜50棟。月平均すると4棟の着工が必要になります。その一方で、監理主任は一人のみという状態。全ての案件を担当してもらっており、負担がかかっているのは明らかでした。さらに、その忙しさや抱えている業務内容を社内で可視化できないことにももどかしさがあって。工程表は月に一度更新して社内でも共有していますが、やはり日々の変更など細かいところについては、監理主任本人にしか分からないのが現状です。ヘルプを出したくても、具体的にどこに何が必要なのかが見えづらいのも問題だと感じていました。

そんな中、今回のコロナ禍で監理主任もなかなか現場に行けなくなり、余計に工程管理が困難に。新しい人員を増やせる状況でもなく、少しでも改善に繋がればと、以前より検討していたANDPADの導入を決めました。日々の現場状況の進捗を、協力業者さんが写真と一緒にANDPADに上げてくれれば、監督の移動時間も大幅に削減できる。さらに、監督個人だけでなく、その情報を社内でも共有できる。今までの課題解決にも繋がりそうだと思いました。

――導入後のご感触はいかがですか。また、今後のご活用プランについてもお伺いできますと幸いです。

非常に情報共有がしやすい環境づくりができたと思います。これなら、私や営業が現場のことを知りたいとき、監理主任本人に直接聞かなくても状況がわかり、ヘルプも出しやすくなりますよね。整理が大変だった現場写真も、簡単に管理できるようになると期待しています。「情報を入れておきさえすれば、誰もが気軽に見られる場所」として、ANDPADを使っていきたいと思います。

工程管理と顧客管理に関しては、別のシステムを使用しています。これらの既存システムとうまく役割を整理し、棲み分けしていければ。ANDPADはクラウド管理ができるので、案件を登録しておけば、お客様の家でも写真や資料をすぐに見られるのが魅力ですね。営業のプレゼンテーション力の底上げにも繋がるのではないでしょうか。また、基本的にお客様から何かご質問をいただいた時は、添付書類を付けてメールでまとめてお返事するようにしていますが、ANDPADの施主報告システムはより手軽なコミュニケーションに適しているという印象です。ここをどう使い分けていくのかも検討が必要だと考えています。

――最後に、今後の展望や実現されたい目標について、改めてお聞かせいただけますでしょうか。

まずは、個人の負担を少しでも減らしていきたいですね。監理主任は、状況確認や検査の立会いなどで、ほぼ毎日現場に行く必要があります。さらに、社休日や休みの予定でも、お客様との打ち合わせが入ると結局仕事になってしまったりと、定休日を決めることも難しい。しっかり休日のとれる仕組みを整えていかなければと考えています。

また、現在着工から完工までかかる時間は平均5ヶ月程度。年間目標を達成するためには、これを4ヶ月程度に短縮する必要があります。さらに、コロナ禍の影響で設備等の納品遅れがあり、この遅れを起点に着工後の打ち合わせ回数が増えてきてしまっているという問題も。ANDPADを活用して、前述した人手不足や情報共有などの課題も少しずつ改善していきながら、着工枠にも余裕を持てるように効率化を進められるといいですね。

システムの整理、休日取得のための体制の見直し。そして、お客様により良い住まいをご提供していくための人員育成。これらを見据えながら、まずは目標である「月4棟の着工」を達成できる環境づくりを、確実に進めていきたいです。

福山住宅の歴史や、増田氏のお仕事に向き合う姿勢について伺った前編もぜひご一読ください。

 

前編はコチラ

福山住宅株式会社 概要欄
HP:https://www.fukuyamahome.co.jp
所在地:大阪府大阪市北区天神橋3-8-6
代表取締役 福山 雄二
設立:1967年10月

取材:芳賀彩乃、平賀豊麻
編集:金井さとこ