〜後編〜迅速かつ正確な納品の積み重ねが 低コストで良質な建売住宅を支える 

  • 分譲住宅
  • 熱中症対策応援プロジェクト

ホームポジション株式会社
設計施工本部 設計施工部
望月 貢喜子氏

『「家がほしい」すべての人のために』という理念を掲げ、誰でも手に入りやすい低価格で良質な新築分譲住宅や注文住宅を手掛け、静岡県を中心に急成長を続けているホームポジション株式会社。今回の「熱中症応援プロジェクト」では、工程管理のクラウド化部門で4名受賞され、第3位に輝いた株式会社カンセイ・本間氏と、ホームポジション・望月氏にインタビューを実施。後編では、ホームポジション・望月氏に、仕事へのこだわりや、着工棟数を伸ばせている要因、ANDPAD導入の経緯などについて伺いました。

「ほしい時」に「ほしい場所」で買えるよう 常に在庫を保有する徹底した棟数管理

――まず、御社の特徴や強みを教えてください。また、商圏の特性などはありますか?

家が欲しいと思っている方が手を伸ばしやすい価格帯の建売住宅を提供しています。一部間取りが少し変えられるプランや注文住宅も手掛けていますが、基本的に建売分譲がメイン。年間10棟前後からスタートした会社でしたが、お陰様で現在の年間着工棟数は400棟で、静岡市ではNo.1の供給実績となっています。このエリアのどこでも建っていて、どこでも手に入るのが強みです。

静岡のエリア特性としては控えめな方が多いので、地域柄と土地に合わせながら特色を強く押し出し過ぎず、価格的なものも含めて無駄のないプランを低価格で提供しています。ベーシックな中にグレード感のある設備仕様を取り入れるなど、賃貸にはない建売の良さをアピールしています。

また、建売住宅の特徴として、お客様に現物を見てイメージを膨らませていただくことが大切。ほしいと思った時に、ほしい場所になかったらお客様の熱は冷めてしまいます。そのため、常にある程度の在庫を抱えている状態が必要なのです。チラシなどの広告を見ていない方も多いので、現物をお見せすることが一番の宣伝になります。


――望月様がご担当されている業務と、仕事におけるこだわりについても教えてください。

住宅系の事務やリフォームのコーディネート業務を経て、6年前にホームポジションに入社しました。入社当時の着工棟数は200棟前後でしたが、ちょうど売上を伸ばして急成長をしていた時期でした。現在、設計施工部は12名体制で、そのうち設計士は3名。年間400棟を供給しているため、一部外注しているものもありますが、一人当たり100棟以上の図面を作成しています。そして、現場監督が品質管理、安全管理を担当し、私は、土地の決済から完成までの工程を段取りして振り分けを行い、月ごとの着工枠の調整や、物件の施工業者様と弊社の設計施工部を取りまとめる、橋渡し役として工程管理全般を担っています。

本当はコーディネーター志望だったのですが、当時募集枠に空きがなくて(笑)。でも、この仕事内容に魅力を感じて入社を決めたので、やりがいを感じています。
設計から上がってくる図面や間取り図を見ては、小さなころから夢見ていた図面を形に変えていく仕事をしていることを実感しています。

業者間コミュニケーションが活発になり、 工程の進捗共有がスムーズに

――ANDPAD導入にはどのような背景がありましたか?また、導入後の業務の変化についても教えてください。

元々工程表はエクセルで管理していましたが、毎月25棟程度のペースで現場が動いているので、毎日上棟しているような状態で。それぞれの物件の進捗や業者様への連絡など、管理・運用面で課題を感じていました。
ANDPADさんと他社さんとで同時にトライアルをしてみて、自社開発で今後伸びそうだったので、ANDPAD導入を決めました 。

工程表はエクセルで管理したものをANDPADに載せ替えて運用していますが、それぞれにメリット・デメリットがあると感じています。ANDPADの機能は注文住宅領域をベースに設計されていることもあり、正直まだまだ使いづらいところがあるので、現状の機能の中で建売分譲としてできることを考えながら試行錯誤しているところです。
また、運用面では、工程表のスケジュール調整やチャットフォローが私だけでは追いつかず、1名アシスタントを入れてパートナーに入っていただいて作業を補完している状態なので、将来的にはその作業をなくせるとうれしいですね。改善して欲しいところもありますが、ANDPADにはとても期待しています。


――今回、御社は4名の方が受賞されていますが、運用面で工夫されたことはありますか?

本間様のお話にもありましたが、チャットで業者様同士がダイレクトにコミュニケーションできるようになったことで、それぞれ状況を把握し、判断できるので業務効率が上がりました。ただ、メッセージ発信時にお知らせをつけ忘れると見落としてしまう可能性があるので、再度お知らせをつけてこちらから発信してサポートしています。

また、カンセイ様もそうですが、受賞された4社のうち3社は全物件に招待されているため報告件数が多いのですが、1社のとある基礎屋さんは全物件招待されているわけではないんですよ。その方はANDPAD導入後に大きなミスがあって、それからマメに報告を上げてくれるようになりました。逆にそれがとてもありがたく、写真と併せてサッと報告できるのは業者様にとってメリットは大きいですし、我々としても品質管理の面で安心です。

弊社のように建売分譲をメインでやっている会社からするとANDPADに「もっとこうしてほしいな」という期待はまだまだあります。私たちがANDPADを使って業務改善を行っていくうえで、業者様にはご協力いただいている部分も多く、業者様にANDPADを使っていることでメリットが生まれる今回のような企画はありがたいです。今後も、業者様がANDPADを利用するモチベーションがアップするような企画をやってくれると嬉しいです。

ホームポジション株式会社
https://www.homeposition.co.jp
〒424-0055
静岡県静岡市清水区吉川260
代表取締役 伴野博之
設立:1989年

取材:平賀豊麻
編集:金井さとこ