ANDPAD AWARD 2021ユーザー賞インタビュー / ANDPADリーダーユーザーに会いに行ってみた! /「ビルディング 総合賞 社外ユーザー部門」全国第3位 編

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高盛 義和氏
株式会社ホンダ 管理・積算部課長代理
家電量販店の販売職から職人に転身し、システムキッチンの取り付け、吹付け職人として経験を積み、2007年同社に塗装職人として入社。翌年に現場管理に異動。2008年より現職。



本企画では、「ANDPAD AWARD 2021」の各部門の受賞者に会いに行き、仕事へのこだわりやANDPAD活用術などを教えていただきます。今回は、「ビルディング 総合賞 社外ユーザー部門」全国3位を受賞された、株式会社ホンダ 管理・積算部課長代理 高盛 義和さんのインタビューをご紹介いたします。

同社は、40年にわたってビル、マンション、戸建て等の塗装工事、防水工事、建物全般の診断などの専門工事店としてさまざまな工事を手掛け、建物に合った改修工事を提案しています。元請企業から現場代理人として現場管理を任されている高盛さんの仕事に対するこだわりや、ANDPADによってどのように業務が変化したかについて伺いました。

現場代理人として、現場管理業務に携わる

――「ANDPAD AWARD 2021 ビルディング 総合賞 社外ユーザー部門」全国3位受賞、おめでとうございます! 受賞について社内外の方から反応はございましたか。

高盛さん: お取引先のご担当者様から「おめでとう!ありがとう!」というお言葉をいただきました。月1回開催している協力会社が集まる協議会でお会いした時に「今回の受賞の件で、アンドパッドさんが取材に来ますよ」と共有したら、とても嬉しそうにしていらっしゃいました。

社内では、26万人(当時)の中で全国3位だったと言っても、あまりピンとこないみたいでした(笑)。

「ANDPAD AWARD 2021 ビルディング 総合賞 社外ユーザー部門」3位の高盛 義和氏(左)と、表彰盾を進呈する株式会社アンドパッド カスタマーサクセス部 後藤 胤斗(右)

――では、高盛さんの業務内容について教えてください。

高盛さん: お取引先様の現場代理人として、予算、期間、工事内容を細分化して案件の詳細を詰めるなど現場に関わる工程管理及び発注業務までを一括で請け負っています。工程が遅れないように事前に工程表を作成し、スケジュールを逆算して検査などの予定を入れていくのですが、外装工事は天候に左右されるので、工期が遅れる場合は工事が休みの日を調整して間に合わせることもあります。

工程表の作成フローは、まずお取引先様からANDPADで案件に招待されたら弊社が工程表のベースを作成します。それをベースに、電気工事や建具の取付工事といったお取引先様が直接やりとりをしている他の協力会社さん分の工程部分をお取引先様に追加更新していただき、最終版の工程表を確認しながら進めています。

――高盛さんの普段のお仕事の1日の流れを教えてください。ANDPADはどのタイミングで開いて確認や利用をなさるのかも教えてください。

高盛さん: 毎日始業前に事務所の清掃作業を行なってから業務をスタートします。午前中はデスクワークがある時は作業を終えてから現場を回ります。現場には常駐しているわけではありませんが、足場を組む時と解体の時は事故が発生しやすく、入居者様が不安に感じやすい場面なので、基本的に現場に立ち会うようにしています。クレーム発生時の対応でもANDPADのチャットですぐにお取引先様に共有できるので、迅速な対応が可能になりました。また、足場の組み方の相談をチャットでやりとりすることができるので、お取引先様含めて関係者全員で確認できてスムーズに決められます。

夕方に帰社してからメールの確認や、ANDPADで他の監督が担当している現場の状況を確認して改善点などあればコメントしたり、見積書の確認作業を行なったりしています。メール確認や見積書の確認作業などデスクワークの際は、随時ANDPADを確認しながら進めています。以前は22時くらいに退勤していましたが、今では19時半くらいには退勤できるようになり、働き方が変わったことでリフレッシュできる時間が持てるようになりました

――現場代理人のお仕事において、ANDPADやデジタルツールをどのようにご活用されていますか。

高盛さん: 工程表作成、日々の進捗報告、一次検査としてのANDPAD検査の利用、そして検収として完了報告など、幅広くANDPADの機能を使っています。特に、こまめにANDPADの報告機能で[進行報告]を行なっています。[進行報告]は対象の工程が選べるのが便利ですね。日報なら「仮設工事の足場組について作業中」など自分で詳細に書かなければいけませんが、[進行報告]なら選択肢のなかから該当する工程を選ぶだけ。業者名や人数をメモとして残しておけば、後々の人工計算の際にも作業が楽になります。[完了報告]をすれば工程表の該当箇所がグレーに変わるので、工程表のなかで[作業完了]を選択する必要もなく簡単です。私以外に現場管理担当は3名いるのですが、日報として報告していることが多いため、[進行報告]はお取引先のご担当者様と社内では私が率先しています。まだまだ会社としては伸びしろがあるところではあると思うので、[進行報告]・[完了報告]のメリットを享受している自分が率先垂範で周囲を巻き込んでいけたら。

高盛さん: また、安全検査と品質検査にもANDPADを活用しています。安全検査では、KY活動の実施状況や作業環境が充分に安全に配慮されているか等を確認しており、検査時にKY活動報告書や作業環境の写真をANDPADにアップしています。

品質検査では、足場解体前検査と竣工社内検査時に、ANDPAD検査のチェック項目に沿って検査を進めています。是正が必要な箇所があれば、そこにお取引先様がコメントを記入したテープを貼り、それをわれわれ現場代理人が是正対応して写真に撮ってまとめ、ANDPAD検査にアップしています。同じアングルで撮影した写真を格納して、それを基にお取引先様が処理しているのですが、撮影方法についてはしっかりとしたマニュアルがあります。その上でANDPADの報告機能の[進行報告]を作業の進捗報告として、[完了報告]を検収報告として、それぞれ活用しています。

ANDPADによって協力会社間のコミュニケーションがスムーズに

――お取引先様からはどのように運用ルールが伝えられ、運用が構築されていったのでしょうか。導入当初からのルールや利用に関しての体験の変遷について教えてください。

高盛さん: 協議会でお取引先様から、今後現場でANDPADを利用するという話があり、運用ルールやアプリの使い方などの説明がありました。それまではANDPADはCMで見たことがある程度で、施主と現場監督・職人がやりとりするツールというイメージがありましたが、実際に使ってみたら他の協力会社さんとのやりとりなども見られて、非常に便利でしたね。

個人的にはすぐに使い方にも慣れましたが、最初は使い方がわからないという人も多く、なかなか効率が上がらなかったので、なるべく使い方のアドバイスをしてフォローするようにしています。

また、先程述べたように足場を組む時と解体する時はお取引先様と弊社で品質検査を行うのですが、以前は現場に紙の検査チェックシートを2〜3枚持って行って項目を確認しながら撮影もしていました。ANDPADの運用になってからはその必要がなくなり、今はわれわれが写真を撮影してANDPADにアップし、お取引先様が写真にコメントを入れるという役割分担になり、撮影に集中できるようになったことでチェック項目の抜け漏れがなくなりました。1時間かかっていた検査も数分で完了するようになりました。

――大規模改修工事の現場代理人として働かれるなかで、ANDPAD使用前後でお取引先様に提供できる価値や、その他の協力会社様とのやりとりにおいて変化はありましたか。

高盛さん: 今まではお取引先様が直接やりとりをしている協力会社さんの動きを把握することができなかったので、確認事項がある場合は、まず元請企業の担当者様に電話して、そこから協力会社さんに確認してもらってから返答をいただくため、タイムラグが生じていました。電話回数も1日10〜20回くらいかけていたと思います。

ANDPADを利用するようになってからは、他の協力会社さんの工程もANDPADチャットで「何日に作業に入りますか?」と直接やりとりすることができるようになったので、コミュニケーションの精度が上がり電話で行なっていた段取り連絡がグンと減りました。今では電話がかかってこない日もあるくらいです。現場に見に行かないと確認できなかったものがANDPADで確認できるようになったので、現場に行く回数も減っています。

今までお取引先様を経由していた協力会社さんとのやり取りがANDPAD上で行えるようになったことで、各協力会社が前後の工程を意識した動き方ができるようになったり、進行状況を伝えて工程を前倒しにすることができるようになりました。ANDPADで工程全体を管理できることで、今まで見えなかった部分もクリアになり、工期を短縮できるポイントが明確になりました。実際、お取引先様から「工期が短くできないか?」と依頼を受けて、ANDPADの工程表で短縮できる部分を調整した結果、1ヶ月工期を短縮できた現場もありました。

弊社が担当している案件を全体的に把握するために、お取引先様にお願いして別の監督が担当している現場にも案件管理者として入っているのですが、改善点などを見つけたら「こうしたらいいですよ」とコメントしたりしています。まだANDPADを使っていない協力会社さんとはメッセンジャーアプリを活用して連絡のやり取りをしていますが、ANDPADでできれば効率も上がりますので、お取引先様がユーザー範囲の拡大について検討してくださっています。

元請企業に運用ルール変更を提案し、更なる業務効率化を図る

――ANDPADの導入以後、貴社からの提案で竣工書類の提出が不要になったと伺いました。協力会社様からの提案でお取引先様の運用やルールが変わるというのはとても素晴らしいお話だと感じています。貴社とお取引先様との関係性において、どのような経緯で運用ルールを変えていったのでしょうか。

高盛さん: 従来はCD-ROMに焼いてデータで提出する運用でしたが、弊社の事務員にデジタルが得意な人がいて、日々業務でANDPADを使っているなかで「ANDPADに入れたほうが効率的なのでは?」と提案がありました。そこで、お取引先様に打診し、ANDPADに必要書類のデータを格納して、先方に適宜印刷してもらう運用になりました。CD-ROMに焼くための時間やコストも削減できています。

お取引先様とは20年近くのお付き合いで、運用変更などもフレキシブルに対応してもらえる関係性が構築できています。今回の運用変更についても提案してすぐにご了承いただきました。さらにお取引先様が他の協力会社さんに対しても同様に運用変更を展開していただけたことで、協議会の場などでも、いろいろな協力会社さんから「お陰様で楽になった」というお言葉をいただきました。

高盛さん: お取引先様は、協力会社同士が切磋琢磨できる環境づくりにも注力されています。お取引先様がANDPADに「安全パトロール」という名前の案件を作成し、各社の現場代理人が招待されているのですが、そこでは各協力会社の現場を回って安全点検している内容がオープンになっています。全現場を回った時の写真や指摘事項などが見られるほか、他社の独自の塗装の仕上げ方法なども見られるので非常に勉強になります。ANDPAD導入以前はこういう他社の取り組みを知る機会はなかったので、技術研鑽にもつながりとても助かっています。

――最後に、同じく大規模修繕工事の現場代理人としてお仕事をされる、ANDPADユーザーに向けてANDPADのリーダーユーザーである高盛さんからメッセージをいただけると嬉しいです。

高盛さん: ANDPADを活用することで、今までの無駄な業務が削減できて生産性が向上しています。ANDPADの工程表はすぐに調整できるのが便利ですね。

最初は使うことに抵抗感がありましたが、実際に使ってみたら現場の進行スピードが上がって便利なツールだとすぐに実感したので、まずは使ってみることから始めてほしいですね。

高盛様、ANDPAD AWARD 2021ユーザー賞の受賞おめでとうございます!

ANDPADの導入時から高盛様には現場代理人としてANDPADを率先してご活用いただいていました。高盛様が工程管理などの施工管理に関わる業務を遂行されている中で、ANDPADを日常的に活用されているため、全国のANDPADユーザー様の中でも極めて高い利用度を継続いただいていると思います。

また ANDPAD導入後に高盛様を含む株式会社ホンダの皆様から元請会社様へ竣工図書のデジタル化を提案し、ホンダの皆様がご提案された業務フローが採択され、元請会社様も含む業務変革にも寄与されている事は本当に素晴らしく、感銘を受けました。

今後も株式会社ホンダの皆様と元請会社様、そして弊社が三位一体となって業務変革に挑戦し続けていければと思います。

弊社の担当者一同、皆様の事業成長や施工管理業務の効率化に寄与するために伴走し続けますので 末永く宜しくお願いいたします。

株式会社ホンダ
http://kabu-honda.net/index.html
〒816-0921
福岡県大野城市仲畑4-8-1
代表取締役:藤井 裕之
創業:1987年11月28日

取材・編集:平賀豊麻
編集・デザイン:原澤香織
ライター:金井さとこ
デザイン:佐藤茜
カスタマーサクセス: 後藤胤斗