〜前編〜「班体制」で現場監督同士が助け合い デジタルツールをフル活用してDX化を推進

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佐久間 今朝利氏
株式会社シアーズホーム
取締役 支店長 福岡営業部 部長 

告坂剛氏
株式会社シアーズホーム
生産管理本部 工事部 工事課 係長 

創立30年を越え、完全自由設計の注文住宅から企画型の省コスト・コンパクトハウスまでを販売し、グループ全体でコストパフォーマンスの高い住宅を提供し、熊本県を中心に、福岡県、佐賀県にも裾野を広げ、年間着工1000棟に迫る勢いで成長を続けるシアーズホームグループ。これまでに積み重ねた施工実績は7000棟以上にも及ぶ(2021年4月現在)。今回は、株式会社シアーズホーム 福岡支店に携わる、取締役 支店長 福岡営業部 部長 佐久間 今朝利氏と、生産管理本部 工事部 工事課 係長 告坂剛氏に、同社の成長の原動力について伺った。前編では、社員満足度を追求する理由と取り組み内容、現場監督としてのこだわり、業務を効率的に進める秘策について迫る。

――御社は、“社員満足度の追求には終わりがない。改革を重ね九州No.1へ!“というビジョンを掲げていらっしゃいますが、社員満足度を追求される理由ついて教えてください。

佐久間氏: われわれの使命は、本当に良い住宅、価格以上の価値を持つ住宅をつくり、オーナー様に良い住宅に住む喜び、幸せ、満足、そして感動を提供するということを、社員全員が共通認識をもって取り組んでいます。そこで第一に考えているのが、「社員満足度」。企業ミッションにも反映されていますが、お客様満足を通じて社員の満足が生まれると考えているので、まずは社員のことを考えることがお客様満足への近道。この善の循環を徹底的に教育しています。これは創業当初から一貫してブレずにやっていることで、社員の働きやすさを追求することが仕事への熱意に繋がり、一人ひとりがプロの仕事に徹することでお客様の幸せへと繋がり、ひいては業績アップへと繋がっていくと考えています。

株式会社シアーズホーム 取締役 支店長 福岡営業部 部長 佐久間 今朝利氏

――2018年には、熊本県が推進している「よかボス企業」にも登録されましたね。社員の仕事と生活の充実を応援し、自らも実践する代表者がいる企業として、どのようなことを実践されているのでしょうか。

佐久間氏: 具体的には、熊本・福岡エリアの平均年収より1〜2割高い所得や、育休・産休取得後にスムーズに職場復帰できるワークライフバランスの充実、社員旅行や誕生会などの円滑なコミュニケーションの場づくり、明確な評価制度の制定などを取り入れています。こうした取り組みを実装していくなかでも、常に社員の意見を汲み取りながらどんどんアップデートし続けています。

――ありがとうございます。では、現場での取り組みについてお伺いいたします。まず、告坂様が現場監督になられた経緯と、仕事をする上で大事にされていることやこだわっていらっしゃる部分について教えてください。

告坂氏: 元々、大工家系に育ったので建築現場に馴染みが深く、幼い頃は建築現場が遊び場でした。お客様との距離が近い家づくりに携わりたいと思い、新卒でシアーズホームに入社し、熊本の本社で3年、福岡で7年、足掛け10年と福岡の現場監督では一番キャリアが長くなっています。

現場監督という仕事は、いろいろな方々と関わりながら進めていく仕事。個人的には、忙しいというのを言い訳にせず、何事にも謙虚に、徹底して最後までやり抜くことをモットーにしています。毎年、手帳にその年のスローガンを書いているのですが、2021年は「謙虚に熱意を持って」です。

業務範囲としては、工程管理、原価管理、品質管理、安全管理、着工後の顧客対応を行っています。着工前に営業から現場監督へバトンを引き継ぐ形になりますが、そのタイミングで営業・設計・インテリアコーディネーター・監督とお客様も交えて最終確認会を行い、外壁やサッシの色に至るまで今まで打ち合わせしてきた内容をしっかりと確認しています。当社は図面が全部固まってからの着工を徹底し、設計課には上がってきた図面の検査を行う部門があり、図面の事前チェック、標準化を図っています。われわれに引き継ぐ段階では未確定事項がほとんどない状態で最終確認を行うことができるため、手戻りを圧倒的に少なくすることを可能にしています。

株式会社シアーズホーム 生産管理本部 工事部 工事課 係長 告坂剛氏

告坂氏: 営業は、着工平準化のため四半期で目標をもっていますが、「契約数」での評価は一切なく、「着工」と「完工」のみ。
いかに手戻りなくスムーズに進められるかに重点を置いています。お客様に寄り添いながらしっかりとご要望を汲み取っていくので、結果として営業担当者の印象が良いということで当社を選んでいただくケースが多い。だからこそ、私たち現場監督が営業よりもお客様と近い存在でありたいと思っています。現場管理をしっかりと徹底できれば、自ずと価格以上の価値が生まれるはず。最終的には「告坂さんで良かった」と言っていただけるように、小まめに工事の進捗報告を行い、現場写真の共有を徹底しています。

――営業が会社の顔であり、現場監督は裏方という世界観ではなく、現場監督の方も顔になっているからこそ、お客様の高い満足度にも繋がっているのですね。御社は完全自由設計の注文住宅を手掛けていらっしゃいますが、注文住宅の実績でみると現場監督の一人当たりの担当棟数が平均30棟とのことで、非常に多い印象を受けます。業務を効率的に進める秘策はあるのでしょうか。

告坂氏: 常に何かできないかと考え、工夫しています。福岡支店では、エリアを南北で2つに分けた「班体制」にしました。
それぞれ6名ずつの現場監督がいて、班長が班員の残業時間や休日など業務量の管理を行っています。

基本的には、基礎、大工、仕上げの3つに工程を分類して管理を行ない、案件ごとの主担当は決めてはいますが、業務量の多い現場監督がいたら他の現場監督が協力して、一つの現場に対して全員で取り組む体制にしています。まだまだ仕組みを整えている最中ですが、うまくいけば生産性が向上し、もっと休みも取れるようになると思います。

毎年着工棟数は伸びる一方で、現場監督は20代が8割とベテランより若手が多く、業務の効率化を図らないと会社の成長に追いつかない状態だったため、デジタル化を追求していった結果、ANDPADに辿り着きました。
班内の情報共有を円滑にしていくためには、デジタルツールが必要不可欠なので、今後もANDPADをはじめとするデジタルツールは積極的に活用していきたいですね。

シアーズホームグループ
株式会社シアーズホーム
https://searshome.co.jp
本 社
〒862-0968
熊本県熊本市南区馬渡2丁目12-35
福岡支店
〒816-0911
福岡県大野城市大城2丁目23番30号
代表取締役 丸本文紀
創業:1989年1月17日

取材編集:平賀豊麻
ライター:金井さとこ