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お客様に感動と笑顔をお届けするためにスピーディーな情報共有を実現

長きに渡り、奈良、大阪、京都、三重を中心としたエリアの住宅や商業施設などを中心とした街づくりを手掛けてきた近鉄不動産。注文住宅建築や分譲住宅を購入されたお客様に安心して住み続けていただけるリフォームを手掛けている「NEWing(ニューイング)」は、住まいのパートナーとして、全てのお客様に感動と笑顔をお届けすることを使命とし、スピード力・提案力・技術力をもって、安心快適で住みよい暮らしを支えている。今回は、ハウジング事業本部 ハウジング事業部 部長・山本圭介氏にANDPAD導入の背景について事前にお話を伺い、同事業部 課長・奥野正樹氏、チーフ・濱地善子氏、矢倉直氏の3名に、ANDPAD導入時にご苦労された点や、導入後の変化についてインタビューを行った。

山本圭介氏
ハウジング事業本部 ハウジング事業部 部長

奥野正樹氏
ハウジング事業本部 ハウジング事業部 課長

濱地善子氏
ハウジング事業本部 ハウジング事業部 チーフ

矢倉直氏
ハウジング事業本部 ハウジング事業部

INDEX

業務上で感じていた課題

――まず、業務上どのような課題を感じていたのか教えていただけますか。

山本氏: 当社は営業担当者がアフターまで一貫して担当する体制をとっているため、その分担当者に工事着手後の業務負荷がかかっておりました。リフォームの特性上、お客様がお住まいの状態での工事が多く、工事の進捗に合わせて社内および対施工店との連携が必要になるのですが、現場の動きをリアルに把握する為に、多くの手間や時間を要し、そのことに対する抜本的な解決ができていませんでした。工事現場の状況に関するタイムリーな情報共有や報告を効率的に行うことが長年の課題でした。

ANDPADの導入を検討したきっかけ

――リフォームの業務特性上、スピーディーな連携に課題を感じていらっしゃったのですね。では、ANDPAD導入を検討されたきっかけについて教えてください。

実は、3〜4年前に御社に導入提案していただいたのですが、当時は弊社営業担当が使用していたのがガラケーだったこともあり、一旦導入は見送ることに。一昨年、社内のスマートフォン採用のタイミングで導入することにしました。ANDPADを利用している他社様からの評判も良く、背中を押してくれたところもありますね。

ANDPADの導入時に苦労したこと

――ANDPAD導入にあたり、ご苦労されたことはございますか。

矢倉氏: 当社の使命は、お客様に安心快適な住まいをご提供すること。その分、新しい取り組みに対する抵抗感をもたれやすい風土があるので、どうやって社内浸透させていくかについては非常に考えましたね。御社のご担当者とも打ち合わせを重ねて、説明会を開催しました。説明を聞いて、ANDPADを使って業務効率が上がる実感が湧いたようでホッとしました。

また、ANDPADを推進していくにあたり、私自身も営業経験はありましたが、現場を離れて久しく、テクニカルな部分も疎くなっていたので、事業部内で担当分野を決めて連携しながら動けたことが良かったと思っています。

矢倉直氏

ANDPAD導入の効果

――事業部全体でANDPADを推進されているのですね。では、ANDPAD導入後の変化についてはいかがでしょうか。

矢倉氏: スタート当初はあらゆる案件を対象にしたことで習熟が早まったものの、社内ルールに当てはめていく作業も発生したため、運用的に負荷がプラスされてしまったところもありました。すでにANDPADを利用している他社様からアドバイスをいただいて運用ルールを見直し、シンプルな運用ルールで再度浸透を図っています。

奥野氏: 私は工事の品質管理を担当しているのですが、工事の進捗が即時に反映されスピーディーに関係者に共有できたり、検査や進捗の状況を一元管理ができるので、今まで関係者の状況が見えなかったところが可視化されて、業務効率が上がりました。

奥野正樹氏

濱地氏: 従来は基本的にFAXでのやりとりだったため、事務所に戻って作業しなければならなかったのですが、ANDPADでリアルタイムに画像のやりとりができるのは便利ですね。急に追加で行かなければならない現場があっても事務所に資料を取りに戻る必要もなく、ある程度現場で処理ができるようになっています。

リフォームは当日終わるものから半年かかるものまで工期がさまざま。施工会社とお施主様との間で個別に進めることが多いので、われわれ管理者にも内容がしっかりと共有される状況になったのは非常に助かっています。

現場の声としても、ANDPADは直感的に操作ができる仕組みになっているから使いやすいと高評価で、自分が営業の時に使いたかったくらいですね。

濱地善子氏

矢倉氏: チャット機能もとても活用していますね。従来はプライベートのスマートフォンでやりとりせざるを得ない状況もあったのですが、ANDPADチャットなら関係者が全て閲覧ができるので、すぐに相談、解決ができます。

また、工事の際アクシデントやトラブルなどが発生した場合に、現場に行っていない担当者含め関係者がすぐに状況を把握できるようになって、より迅速な対応ができるようになりました。

ANDPADで実現したいこと

――では最後に、今後ANDPADを活用して解決したいことや、実現したいことなどについて教えてください。

奥野氏: 従来の社内ルールとの兼ね合いで、増えてしまっている負荷をどう軽減させていくかは、今後取り組んでいかなければならない課題ですね。現状としては、ANDPADの全ての機能を使いこなせていない部分もあるので、もっとうまく活用していけたら。

また、基幹システムは別になっているため、二重入力の手間の問題も。ANDPADと連携できるといいなと思います。

濱地氏: 進捗管理においては、ANDPAD検査を導入したことで、住まいの履歴を管理できる安心感をお客様に伝えていけたら。こうした報告書を利用して、リピートや紹介に繋がっていけるものになるのではと考えています。

矢倉氏: 実際ANDPADを使ってみると、年配の職人にも積極的に利用してもらえるようになり、昨年御社※が実施された「熱中症応援プロジェクト」でも、当社の協力業者を表彰していただきました。われわれがやってきたことが評価されたことで自信にも繋がりましたし、周囲にも波及して、協力施工店のチャットの投稿件数の底上げにも繋がり、みんなの士気が上がっているのを実感しています。

一方で、「やってみたらできる!」と実感をもってくれる方が増えてきていますが、まだANDPADを使用していない施工店がいるのも事実。今後は、全ての施工店に使用してもらい、運用の統一化を徹底できればと考えています。

※株式会社アンドパッド

近鉄不動産株式会社
URLhttps://newing.kintetsu-re.co.jp
代表者代表取締役:倉橋孝壽
設立1968年4月1日
所在地〒543-0001 大阪市天王寺区上本町6-5-13 上本町新歌舞伎座ビル(上本町YUFURA)
取材:佐伯直行、平賀豊麻
ライター:金井さとこ
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  3. 大手住宅会社、ANDPAD運用浸透を短期間でやり抜いた推進者の「情熱と論理」
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