〜後編〜タイミングを的確に把握することで 作業スピードと品質の向上へ 

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有限会社森脇電気
専務取締役 森脇 佳樹 氏

東京、埼玉、千葉エリアの大手パワービルダーの物件を中心に電気工事を手掛ける有限会社森脇電気から、今回の「熱中症応援プロジェクト」の工程管理のクラウド化部門において、多くの上位表彰者がノミネートされる結果となりました。その中でも、1位、2位に輝いたアライズン・荒木雄大氏と、合同会社下向電機・下向厚志氏、そして有限会社森脇電気専務取締役・森脇佳樹氏にご登場いただきました。後編では、森脇電気・森脇氏に、仕事や協力業者様に対する思いやANDPAD導入の背景についてお伺いしました。

大手ビルダーの電気工事を請け負い 合理的かつ高いクオリティを目指す

――まずは、森脇電気様の業務内容について教えてください。

ほぼ9割が大手パワービルダーグループの物件の電気工事になります。電気工事はいかに件数を伸ばせるかが鍵になるので、全国展開されていて、関東一円を網羅する安定したビルダーの仕事を請け負っているのは強みです。東京、埼玉、千葉を中心に、年間約2700棟の電気工事を請け負っており、職人一人あたり200棟前後の現場を担当しています。

――森脇様が仕事をするうえで、心掛けていらっしゃることはありますか?

「合理的でロスがない」ように、常に心掛けています。現場数が多いため、安定的な製造ラインをキープさせることが何よりも大切。しかし、ミスが発生してしまうとアフター対応が最優先になるため、全ての歯車が狂い、スケジュールが崩れてしまいます。そうならないためにも、職人さんが一定水準の品質を保ち、ミスなく、無駄のない仕事ができる環境を整えられるようにしなければなりません。そのため、当社では引き渡し前に完了検査を実施して、品質を担保できるようにしています。

シンプルな報告ルールで 職人さんが使いやすい運用に

――ANDPADを導入された背景と、導入後の変化について教えてください。

工程表通りのスケジュールで現場に行ってみたら、まだ電気工事ができる状況ではなかったという「空振り」は電気工事ではよくある話でした。せっかくスケジュールを空けて現場に行っても仕事にならないのでは意味がありません。工程管理はエクセルで行っていましたが、それぞれの現場や職人さんの状況を管理するのが非常に大変で……。そこで、タイムリーに現場の進捗状況を把握して、空振りを減らせる方法はないかと考えていました。
また、職人さんから上げてもらっていた紙ベースのアナログな日報はまとめて記入することが多く、形骸化しているのも課題でしたね。

これらの課題を解決できるツールを探していた時、インターネットに掲載されていたANDPADの記事を見つけて。ANDPADは機能や操作性がシンプルで運用面での課題もクリアできると思い、導入することを決めました。

今までエクセルで管理していた工程表をANDPADで一元管理できるようになり、データが検索しやすくなりました。また、スマートフォンやタブレットは画面を拡大できるので、図面の細かい仕様についても確認しやすいですし、職人さんにとってもメリットが大きいと感じています。

――運用面で工夫されていることはありますか?

元請企業様とやりとりをするIDは弊社で管理して、こちらから職人さんのIDに振り分けています。元請企業様からいただくIDを職人さんが使うと、直接関係ない連絡も多くなってしまうので、弊社がハブになるようにしています。

また、ANDPADのように便利なツールを導入しても、トップダウンでツールを提供しただけでは現場に浸透せずうまく運用できないので、報告のルールは極力シンプルに簡素化しました。それに加えて、定期的に営業担当が職人さんに連絡を入れて、報告を促すようにしています。

――ANDPADを活用して実現したいことなど、今後の展望についてお聞かせください。

ANDPADを利用するようになってから、現場から上がってくる情報の精度が上がっていると実感しています。今後は協力業者様全員にANDPADを使いこなしてもらいたいですね。まだまだ面倒くさいという年配の職人さんもいますが、シンプルに目で見てわかる安心感を感じてもらい、運用を周知徹底させていきたいと考えています。必要な情報が随時更新されていて、便利なものだとわかれば見てくれると思うので、我々が現場の状況を発信し、職人さんがより仕事しやすい環境をつくっていきたいです。

また、今後更にアフターや残工事を無くせるように取り組んでいきたいです。そのためにも、ANDPADのようなツールは必要不可欠。今まで主流だった電話などの口頭ベースのコミュニケーションはトラブルになりやすいので、補足的な役割にしていけたら。

そして、新しい業者さんと仕事をする時に、「ANDPADを導入している会社だから安心して働ける」というのがスタンダードになるのが理想ですね。

有限会社 森脇電気
https://www.moriwakidenki.co.jp
〒2030043
東京都東久留米市下里2-15-41
代表 森脇 憲治
設立:1993年

取材:平賀豊麻
編集:金井さとこ